「あゝ、荒野」
舞台っていうカテゴリがありませんでした。
見てきました。3時間ずっと楽しかったです。
潤くんの声がとてもよく聞こえて。
しかも、いろんな声で全部潤くんの声で(当たり前)。
非常に満足。不満も不安もどこにもありませんでした。
ずっと新次だった。
小出くんのバリカンがとっても可哀そうで、可愛くて。愛おしい。
感情移入してしまいました。
だからか余計に、新次がとっても格好いい。憧れちゃう。
こんなに綺麗でカッコいい人って見たことあるかな?っていうくらいステキだった。
席は、後ろ目のど真ん中。
舞台の床にある真ん中の線を延長すると私と友人の間にくる。
あんなに通路側がいいって言われてたのに。一番遠いです。
でも、舞台はキレイに見えました。
カーテンコールの時に
ステージの奥の方から、潤くんと小出くんが走ってきたんだけれども
(この舞台って客席と同じくらいあるかと思う程奥行きがある。)
それがもう真正面。こっちに向かって走って来るようで!!
カッコ良くてドキドキした。
正面を向いてお辞儀をするときも、私は真ん中に立ってるから
潤くんはだいたいこの辺を見てるはず!
と自信満々で目があったという確信を持って拍手を送り続けました。
(何の自信!)
あんなに正面の顔はコンサートではなかなか見れないよ。
↑少なくともこれだけは事実
衝撃的なシーンが満載とのことでしたが、
意外と平気に見てきました。いや、平気でない状態で帰っては来たのですけれども。
あんなことをやっちゃったり言っちゃったりしてたのですが
服を脱いだり着たり忙しかったのですが、シャツだけでなく、パンツ(ズボン)までも。
服を着てないのも、ボクシングの為だったり芳子と寝るためだったりする。
それもそうエロエロには感じなかった。卑猥に感じなかったというのが正確なのかな。
色気たっぷりの新次だったし。
そしてキリっとしてて、逞しくて、キレイで。白くて!
セリフはバリカンのが多かったけれども。
二人ともとっても良かったし
片目の勝村さんも面白くて良かったし
芳子も可愛くて、ころころした声がよく聞こえてよかった。
帰りの駅で見かけたのだけれども、色が白くてほっぺがちょっとピンクだった気がする
そして、とってもかわいくてこれがあの芳子かと。
音楽は、事前に誰かの劇評で読んていたんだけれども
戯曲ではラベルのピアノ協奏曲が指定されていたけれども、
ローエングリンの曲がかかっていたそうな。
私はオーケストラ部に入っていて、ワーグナーの曲を演奏したことがあって。
バイオリンとかはとってもキレイな旋律を奏でてるのに、
私のパートはとっても苦しいところが必ずあった。
難しいとか激しいとかなら、ショスタコービッチのがそうなんだけれども
(私の数少ない経験の中では)
ワーグナーは、違う意味で苦しい。不毛。
わーっとみんながいっせいにキレイな旋律を奏でている中で
我がパートは違うメロディを吹かなくちゃいけない。
いくら頑張って吹いても全然聞こえるはずもなく。
吹いている自分自身もあんまりきこえないくらいで、
誰も私たちが頑張って吹いてるメロディーなんか聞こえてないんだろうなと。
だいぶ虚しい。
(いつもは主旋律を吹くことが多いパートなんで、こんな経験はほとんどなかった。)
それがちょうどバリカンのようで、うるうるしてしまった。
それを知って選曲してるはずもないですが。
白夜もワーグナーのワルキューレが使われてたんじゃなかったかな。
ってタイトルにワルキューレついてるし。
ワーグナー好きなのかな。
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